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□ 2002年6月24日 日刊工業新聞 □
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社名 |
ITO-FGI CORPORATION |
所在地 |
Lot C2-1b Carmelray Industrial ParkU
Brgy Tulo,Calamba,Laguna |
敷地面積 |
6500平方メートル |
従業員 |
95名 |
生産・営業品目 |
Manufacturing of Die & Mould & Metal
Press Stamping for car parts,home
appliances and car stereos |
アジア経済が、「日本を先頭に羽ばたく雁の群れにイメージされていた」「21世紀は日本の時代、発展の勢いは止まらない」など、20世紀では世界の羨望の的にされていました。
輝かしい21世紀に入った現実は「世界経済の足を引っ張る」「失われた10年」と言われるように惨憺たる状況が現実の日本の姿なのです。
中小企業は高物価、空洞化、政治腐敗などで苦しんでいますが、当社は生き残りの選択肢の一つとして、プレス金型が遅れていると言われるフィリピンを海外展開の拠点に選びました。
1997年秋より稼動に入ったフィリピンのイトーフォーカスは現地社員の教育、日本側の海外業務の経験、得意先の開拓、累積赤字の一掃など計画通りに進んできました。
現地得意先の要求、税務、現工場が手狭になったことなどの理由でこの度マニラの南50Kmに位置する輸出加工区に土地を購入し現在工場の建築中であり、来春に移転する予定です。
優秀な現地社員の技術や管理レベルが日に日に向上し、今やマニラでは有数の順送り金型製造、同部品製造のサポーティングインダストリーとして、高く評価を頂きつつあります。移転と同時に積極的な設備投資をし、更なる生産能力の向上を目指しています。
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